ヘアカラーをする上で、どうしても配合せざるを得ない成分、アルカリ剤。
”明るくする” 全てのメーカーのカラー剤には、アルカリ剤というものが含まれています。 このアルカリ剤、髪に残すとダメージが進行してちょっと厄介。
普段必ず使うであろうドライヤーやアイロンの熱が凶器に変わり、あなたの髪が危険です。

傷みが進行しない カラー
毎回のカラーの度に、アルカリ剤を完全除去することは、美容室での必須のヘアケア技術です。
切れ毛や枝毛の発生が劇的に少なくなり、色モチが向上します。またトリートメントも長モチして、ヘアケアがより一層の効果を発揮するでしょう。
傷みが進行しない カラー

毎回のカラーの度に、アルカリ剤を完全除去することは、美容室での必須のヘアケア技術です。
切れ毛や枝毛の発生が劇的に少なくなり、色モチが向上します。またトリートメントも長モチして、ヘアケアがより一層の効果を発揮するでしょう。

アルカリ剤とは?
カラー剤に混入されるアルカリ剤は、大きく3つの特徴があります。
1/カラー剤の浸透とブリーチ
2/高レベルほど量が多い
3/カラー後の残留期間が約3週間
髪にいいことなさそうでしょ。知っておくとあなたの髪が変わっていきますからね。
アルカリ剤とは?

カラー剤に混入されるアルカリ剤は、大きく3つの特徴があります。
1/カラー剤の浸透とブリーチ
2/高レベルほど量が多い
3/カラー後の残留期間が約3週間
髪にいいことなさそうでしょ。知っておくとあなたの髪が変わっていきますからね。

1.カラー剤の浸透とブリーチ
アルカリカラー剤は、3つのプロセスで髪が染まる仕組みです。
1. (浸透) → 2. (ブリーチ) → 3. (発色)
この順番でカラー剤が髪の中で反応してるんです。 この3つのプロセスのうちの重要な2つの役割をアルカリ剤が行います。
1.カラー剤を浸透させる
2.ブリーチ
1.カラー剤の浸透とブリーチ

アルカリカラー剤は、3つのプロセスで髪が染まる仕組みです。
1. (浸透) → 2. (ブリーチ) → 3. (発色)
この順番でカラー剤が髪の中で反応してるんです。 この3つのプロセスのうちの重要な2つの役割をアルカリ剤が行います。
1.カラー剤を浸透させる
2.ブリーチ
1_1.浸透

染料を髪の中へ入れるために、キューティクルを開く役割をします。
ざっくりいうと、キューティクルを開いて髪に穴をあける感じです。

1_2.ブリーチ

メラニン色素を分解して漂白するまでをブリーチといいます。
弱酸性ヘアカラーは、このブリーチが行われません。明るく染められないのです。

2.高レベルほど量が多い
明るくする力が強いカラー剤ほど、アルカリ剤が多いんです。

量が多ければ、髪にかかる負担も大きくなります。


3.残留期間は約3週間
カラー後のアルカリ剤を完全除去しないと、シャンプーで『メラニン・タンパク質』などが流出し続けるんです。
毎日、確実にあなたに気づかれないように少しずつ….流出していきます。
怖いですね。
3.残留期間は約3週間

カラー後のアルカリ剤を完全除去しないと、シャンプーで『メラニン・タンパク質』などが流出し続けるんです。
毎日、確実にあなたに気づかれないように少しずつ….流出していきます。
怖いですね。

アルカリ剤が残ったままだと….
キューティクルが開いたままだから、これらによって傷みが増幅します。
自宅で傷みが進行する4つの理由
① ブラシ、クシ、タオルドライによる摩擦に対して、抵抗力が無く傷つきやすくなる。
② 毛髪の成分であるタンパク質(C-ケラチン)が、膨潤して溶けやすくなる。
③ タンパク質(C-ケラチン等)の可溶化が高まり、シャンプーの界面活性剤により流出する。
④ アルカリ性の毛髪に、100℃以上のドライヤーやアイロンの熱を加えると、毛髪のシスチン結合が切断される。
カラー剤のアルカリ剤を除去しないと…ダメージが自宅で進行するんですね。 カラーで傷むだけではないんです。怖いですねー。
自宅で傷みが進行する4つの理由
アルカリ剤が残ったままだと….キューティクルが開いたままだから、これらによって傷みが増幅します。

① ブラシ、クシ、タオルドライによる摩擦に対して、抵抗力が無く傷つきやすくなる。
② 毛髪の成分であるタンパク質(C-ケラチン)が、膨潤して溶けやすくなる。
③ タンパク質(C-ケラチン等)の可溶化が高まり、シャンプーの界面活性剤により流出する。
④ アルカリ性の毛髪に、100℃以上のドライヤーやアイロンの熱を加えると、毛髪のシスチン結合が切断される。
カラー剤のアルカリ剤を除去しないと…ダメージが自宅で進行するんですね。 カラーで傷むだけではないんです。怖いですねー。
意外な3つの事実
1.
オーガニックカラーでも入っている

”明るくできる”オーガニックカラー、これ、アルカリ剤が入っています。安心・安全なものを使っていると思われるかもしれませんが事実です。
『アルカリ”度”』が、ノーマルなアルカリカラー剤に比べて、高い可能性があります。オーガニックカラーでも、アルカリ剤を完全除去する必要があります。
2.
炭酸泉は弱酸性にできない

ヘッドスパなどで使用する炭酸泉は酸性です。他にもアルカリ剤を除去できることをウリにした製品はいくつかあります。
しかし、これらの多くの製品はカラーによってアルカリ性に傾いた髪を、強い酸で急激に酸性にしようとします。 一時的に弱酸性になりますが、またすぐにアルカリ性に戻ってしまいます。
急激なPH変動は、キューティクルにとっても負担がかかり変えって傷みます。
3.
トリートメントでは無くならない

「いつも美容院でトリートメントをしているから、私は大丈夫!」 残念ですが、アルカリ剤はそんな簡単には除去できません。
どんなに素晴らしいトリートメントでも、どんなに高級なものであろうとも除去できるものではありません。
除去できる専用の薬剤と時間が必要です。
除去する4つのベネフィット
1.キューティクルへの負担が少ない

①カラー剤が塗布されて、アルカリ剤が残っている。キューティクルの開き具合が最大。
②カラー工程でアルカリ剤を除去し始める。第一段階。
③アルカリ剤を完全除去。キューティクルが穏やかに閉じた状態。
カラー直後、このようにキューティクルをコントロールできたら….開いたキューティクルからタンパク質の流出を防げます。
2.髪のPH(ペーハー)を弱酸性にする

①PH10.0-11.0 ⇨ ②PH7.0-7.5 ⇨ ③PH5.0 アルカリ性⇨微アルカリ性 ⇨ 弱酸性
①の状態が3週間続いたら、髪のなかの染料・タンパク質….流出していきます。 しっかりとアルカリ剤を除去しなければなりません。
カミシでは、カラー直後とカラーシャンプー後の2段階によるアルカリ剤の除去をします。 キューティクルの剥離を回避したり、負担を最小限にできます。
3.トリートメントが長モチする

アルカリ剤が残ったままの状態の髪に、美容室でトリートメントをする。
カラー後のアルカリ剤の残留期間は、約3週間。 トリートメントの有効成分が、髪からダダ漏れです。だってキューティクルが開いたままですから。
だからアルカリ剤を完全除去する。トリートメントが長モチします。
4.色モチがよくなる

カラー後のアルカリ剤の残留期間は、約3週間。
アルカリ剤を除去できていないとキューティクルは開いたままです。 カラーによってできたダメージホールから、色素が流出しやすい環境です。
この期間をゼロにする。 シャンプーによる色素の離脱を最小限に防げます。つまり色モチがいいんです。

完全除去は全てのコースでおこなう
完全除去は全てのコースでおこなう
「カラー」と「アルカリ剤の完全除去」はセットで施術されるべきだとカミシは考えます。
アルカリ剤を使用する全てのコースで、完全除去は行われます。
P.s.
このブログはヘアマニキュアやヘナといった、アルカリ剤が入っていないカラー剤の話ではありません。
本質的なヘアケアを目指している人には、あるいは美容室でトリートメントするなら、コレは必要不可欠なものではないかと….
普段必ず使うであろうドライヤーやアイロンの熱が、凶器に変わりあなたの髪が危険です。
毎回のカラーの度に、アルカリ剤を完全除去する。切れ毛や枝毛の発生が劇的に少なくなります。
ヘアカラーを楽しみながら、ヘアケアがより一層の効果を発揮するでしょう。
完全除去は全てのコースでおこなう
完全除去は全てのコースでおこなう

「カラー」と「アルカリ剤の完全除去」はセットで施術されるべきだとカミシは考えます。
アルカリ剤を使用する全てのコースで、完全除去は行われます。
P.s.
このブログはヘアマニキュアやヘナといった、アルカリ剤が入っていないカラー剤の話ではありません。
本質的なヘアケアを目指している人には、あるいは美容室でトリートメントするなら、コレは必要不可欠なものではないかと….
普段必ず使うであろうドライヤーやアイロンの熱が、凶器に変わりあなたの髪が危険です。
毎回のカラーの度に、アルカリ剤を完全除去する。切れ毛や枝毛の発生が劇的に少なくなります。
ヘアカラーを楽しみながら、ヘアケアがより一層の効果を発揮するでしょう。
morie sugawara
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